⚫️近視とメガネ

近視でメガネをかけると近視が進むということを聞いたことがある、という方もいらっしゃると思います。眼科医の見解を拝見すると、「これは俗説で真実ではない」、ということです。

近視とは、物を見るときに網膜の前方に像が結ばれてしまう目であり、メガネはレンズを使って遠くにピントを合わせるので、適したメガネを使っていれば近視は進まない、ということです。

また、メガネを使用しないで遠くを見るときは常に頑張ってしまう状態になり、メガネを使えば目に負担はかからないのでメガネをかけた方が良い、ということです。

確かにこれは理にはかなっておりますが、「その方がどのように生活するか」、にもよってくるかとは思います。

例えば、パソコンやスマホなど近くを見ることが多い方の場合は、メガネをかけた状態の方が目に負担をかけてしまいます。よってメガネをかけることによって視力が低下する可能性が高くなります。

逆に遠くを見ることが多い方は、メガネをかけないと当然見えにくくなりますので目への負担が多くなり視力低下へと繋がる可能性があります(やり方によってはこれによって視力が改善する可能性もあります)。

つまり、その方が、近くを見ることが多いのか、遠くを見ることが多いのか、で結果が変わってくるのではないか、というのが私の見解です。

また、不便さや不安感、危険を感じなければ臨機応変にメガネをかけたりかけなかったりというのが理想かと思います。

⚫️目とお風呂

お風呂は毎日のリラックスタイムとして利用されてる方も多いと思います。実は目の健康や眼病(緑内障など)と深く関わっています。

例えば湯船に浸かった時を考えてみましょう。お風呂のドバーッと浸かって「あー」という感じになりますね。その時、どうなっているのでしょうか?

水の中に入っているので水圧がかかります。水圧というのは水から体にかかる圧力です。実際日常生活では空気でかかる大気圧がかかっていてそれは普段からずっとかかっているのであまり感じることはありません。しかしお風呂の時は水の圧力ですから別の圧力がかかってきます。この圧力が目の圧力(眼圧)にも影響することがわかっています。

眼圧というのは眼科に行った時、空気とかをプシュッとかけて調べてりします。10から20が正常と言われています。2018年の研究では40度のお湯に15分浸かった場合、眼圧が1から2程度上がったという結果が得られました。特に熱いお湯に長時間使ったり、胸まで深く浸かることで眼圧が上がりやすいということが言われています。

なぜ胸まで浸かるとそうなるのかと言いますと、心臓とかを含めてある程度胸までこないと水圧も高くなりませんし、熱いものもゆっくりとしか全身には来ません。

一方で熱めのお湯でどっぷり入る方が圧力が上がりやすくなるのです。

次に血流についてです。

暖かいお湯に浸かるとポカポカしてきます。落ち着いてくるようなふわっとした感じになってきます。これは体の血流が良くなっているのです。この血流の改善というのは緑内障とか目の病気の進行を左右する視神経の健康に良い影響を及ぼすと言われています。2021年の研究では全身を温める温熱によって眼灌流圧という目に関する圧力が3程度改善したそうです。

風呂に入ると目の圧力は上がってしまうけど血流は良くなる、と良い点と悪い点が見えてきます。

そこで以下の3つのポイントを押さえて入浴するといいのです。

1つ目のポイントはあまり熱すぎるお湯はやめましょう。40度程度が15分以内が好ましいです。

2つ目は心臓や目への負担を考えると半身浴が好ましいです。水圧による眼圧への影響を下げることができます。

3つ目は入浴後水分補給をしましょう。入浴で汗をかくと脱水状態になります。すると血液が濃縮されて血流が悪くなる可能性があります。コップ1杯の水分を飲むことでこれを減らすことができます。

⚫️寝る時にやるだけで目を良くする習慣

一日頑張って目を使って本を見たりスマホ、パソコンを見たその疲れをそのままにしていないでしょうか?

実は日中のダメージは夜の過ごし方で大きく変わります。すごくダメージを受けたとしてもそれを回復できる人もいればダメージを受けたまま翌日持ち越して、さらに翌日持ち越して目が悪くなることが起こりえます。

ではどうすればいいのでしょうか?

以下のナイトルーティーンを行ってみましょう。

1つ目は寝る前のデジタルデトックスです。寝る寸前にスマホとかパソコンとかを見てしまうと良くないということは聞いたことがあると思います。具体的には寝る30分から1時間前にはやめておきましょう。理由はデジタルデバイスは光を発しています。人間は本来太陽が出てきて起きて太陽が沈んで暗くなると寝る、ということが基本でした。しかし今の生活は電気ができてデジタルデバイスができて便利になりました。一方でその光っているものを見るようになりました。光っているものを見ると脳は朝・昼であると勘違いします。朝や昼は普通深く眠りません。寝てしまうと外敵から襲われたりして危ないので深く眠りませんでした。そのため睡眠が同じように7時間寝たとしても回復できなくなってしまいます。そのため寝る前の時間前にはデジタルデトックスをしておくのが得策です。

2つ目は目を温めることです。目の玉というよりは瞼を温めるとお考えください。機器で温めるものもありますしアイマスクみたいなものもあります。これらを使っても結構です。それ以外には例えばタオルを軽く絞って電子レンジで温めて目の上に置いたりするといいです。もちろん寝る寸前である必要はありません。寝る前にお風呂に入るのであればお風呂に入った時に温めてもOKです。なぜこれが重要なのかと言いますと、目の周りの血流が良くなるからです。目というのは血流がとても重要です。これが悪いと色んな病気になりやすくなります。また、脂がまぶたから分泌されます。涙は水と油が混ざってできています。この脂が出てこないと乾燥してしまいます。そのため温めるといい、ということになります。

さらには副交感神経が優位になってリラックスしやすい、ということがあります。

3つ目は正しい姿勢で寝る、ということです。寝る時にうつ伏せで寝てしまうという方もいるかと思います。うつ伏せになると目を枕に押し付けてしまいます。眼球を押し付けるというのは目にとっては良くありませんので下向きにするのは好ましくはありません。また、横向きになる場合も目を圧迫しないように気をつけましょう。特に緑内障などの病気がある方は特に気をつけてください。

4つ目はツボを押す、ということです。1つのリラックス法と考えてください。ツボを押すと結構いいと言われていますが、目の周りのツボは少し難しい部分もありますので「合谷」という手の甲側の親指と人差し指の交わったあたりをマッサージするといいと東洋医学的に言われています。あと呼吸をするときにできるだけ呼吸に意識していただいてそれ以外を考えないマインドフルネスも効果的です。

5つ目は軽いストレッチです。筋トレや運動とかになると逆に興奮してしまうので、足を伸ばして上げる、アキレス腱を伸ばす、軽く体を捻って伸ばす、などストレッチは負担も少ないしリスクも高くはないので、寝る前のちょっとした体を動かすのには適切な範囲になります。特に長時間デスクワークをしている方、ちょっと特殊な体勢をとっている方、など疲れた首、肩などをほぐして血流を良くして上げることが明日のあなたの活力になります。

6つ目は部屋の明かりを暗くすることです。寝る瞬間まで電気を煌々としていてバチっと消して寝る人もいます。それはあまりお勧めできません。その理由は、本当は人間は太陽がだんだん沈んでてきてだんだん暗くなって眠くなって寝ていました。しかし、今の家の構造上徐々に暗くするのは難しいので例えば間接照明にしたり、段階的に少し暗くできるシーリングライトを使ったりして緩やかに暗くした方が睡眠の質が上がりやすいのです。さらに、寝ている時豆電球を使って目に当てるのも良くないので、できる限り寝ている環境は暗くするように注意しましょう。

7つ目は深呼吸でリラックスすることです。4つ目のマインドフルネスにも近いのですが、ゆっくり吸ってゆっくり吐くという呼吸が効果的です。普段生活していると交感神経という興奮系の神経がすごく活発になりやすいのです。特にデジタルデバイスを使っている場合はなりやすいです。できればリラックスという時間を作る、それには呼吸をゆっくりしっかりするのがリラックスを作る1つの方法となりますのでぜひやってみてください。意識的なことでいうとお腹で息をする、吸うことよりもしっかり吐ききることを意識すると深い良い呼吸ができます。

8つ目はぼーっとすることです。私たちは1日の中でピントを合わせて生活していることの方が多いでしょう。スマホを見る、パソコンを見る、食事を見る、ときちんとピントを合わせてみていると思います。たまにはボーッとする、ピントを合わせないような時間をとるようにしましょう。ついつい目を使い過ぎてしまうという癖を抜くこと、目を休めるタイミングはなかなか夜にしかないので効率よく時間を見つけて行いましょう。

9つ目はカフェイン、アルコールを控えることです。夜コーヒーやアルコールを飲んでしまうと睡眠の質が低下してしまいます。そうすると結果として目が1日受けたダメージをそのまま次の日に持ち越してしまうことになります。もちろんたまにはお酒を飲む、たまにはコーヒーを飲むという時も必要かもしれません。ただ毎日お酒を夜寝る前に飲むとか、寝酒をするとか毎日コーヒーを夜ごはんの後に飲むとかにしてしまうとどんどん疲労が蓄積してしまいます。たまに休んで回復するタイミングを作るようにしましょう。

 

全部しようとするとなかなか大変なのでまずは1つ、2つ取り入れてみて自分を労ってあなたの生活を良くしていただければと思います。

 

⚫️ICL(眼内コンタクトレンズ)について

最近、近視を矯正するための手術としてICLが人気になってきているようです。以前はレーシックが人気がありました。そして新たにこのICLという方法が開発され注目を集めています。実はそれぞれに良い点、悪い点、適応する、しない、がありますのでご自身にとってはどちらがより良いかをしっかりと検討する必要があります。

では、そもそもICLとはどんな手術なんでしょうか?

一般的には近視及び乱視を補正して見やすくする手術なので、例えばメガネをかけても視力が出ない人(白内障がある、網膜剥離がある、緑内障で視野が欠けている、など)が見やすくなる手術ではありません。つまり近視や乱視があるけれども他には病気がない人の視力が上がる手術であり、メガネやコンタクトで矯正するのと同じくらいの視力に矯正できる手術と考えるとわかりやすいと思います。

目の中にレンズを埋め込むことで近視や乱視を補正します。コンタクトレンズとの区別がわかりにくい、と感じられる方が多いようです。コンタクトとの最大の違いは埋め込みますので、出し入れが必要ない、手入れがいらない、つまり、つけっぱなしで原則良いことになります。レンズを挿入しますのでそのレンズの厚みを厚くしたり薄くしたりで調整できるのでそこが利点になりますが、レーシックと比べると細かい調整ができないので、大きな調整はできるが微調整が効かない点が欠点となります。

このレンズは基本的に一生入れておくことは可能ですが、歳をとると必ず白内障にはいつかはなるのでそのまま一生つけ続けることはあまりありません。白内障の手術をする際には邪魔になりますので抜かなければならないようです。つまり一生ものではないと考えた方が良さそうです。

もう1点、老眼にも人は歳をとると必ずなりますので、その際には手元が見えにくくなるので老眼鏡が必要になってきます。

つまり、40代ぐらいまではICLで問題はないのですが、それ以降は老眼、白内障の問題が出てくるのでそこまでの期間が楽になる、と考えた方が良さそうです。

そして最も念頭に入れておかなければならないことは、ICLを入れて視力が矯正されても視力が良くなった、というわけではないことです。この点はとても重要なことになります。見えるようにはなりますが、近視によってリスクが高まる眼病(緑内障、網膜剥離、黄斑変性症)のリスクは変わらない、ということです。

ですから、定期的に眼科で目のチェックをしておかないと、単なる目の疲れ、かすみ目、で済ましていると重大な病気を見落としてしまうかもしれません。

 

⚫️近視抑制点眼薬について

近視抑制点眼薬とは、近視を治すお薬ではなく近視が進行するのを抑制して将来の強い近視を防ぐ大切な治療です。種類はマイオピンやリジュセアミニなどです。毎晩寝る前に一回点眼します。アトロピンという成分を非常に薄めて使うことで目のピントを合わせる筋肉の緊張を和らげて近視の進行を抑える効果が期待されています。

近視が進む原因は、お子様の目は成長とともに大きくなりますが、その時に眼軸と言って目の奥行きが伸びすぎると近視になります。

近視抑制点眼薬は目の成長に関わる仕組みの作用してこの眼軸の伸びを緩やかにしてくれると考えられています。つまり近視の進行を遅らせるサポートをするのです。

このお薬や主に小学生から中学生ぐらいのお子様の使われます。特に年齢が若いのに近視が早く進んでいる方やご家族にも強い近視を持つ人がいる方、近くの作業が多いといった場合に効果が期待されます。

もちろん全ての方に同じ効果が出るわけではありませんが、早めに始めるほど効果が出やすい傾向があります。

使い方は一日一回夜寝る前に片目に1滴ずつが基本になります。寝る前に使う理由は眩しさなどの副作用を感じにくくするためです。点眼後は軽くまばたきをして余分な薬をティッシュなどで拭き取ります。その後目頭を少し押さえる涙点圧迫を10秒から20秒ほど行うと効果的です。副作用としては眩しさや近くのものが見えにくい、軽いかすみなどがありますが多くは軽度で一時的です。強い充血や痛みなどが出た場合はすぐに使用を中止してかかりつけの眼科医に相談してください。

⚫️子供の近視について

遺伝的な因子もありますが、やはり大きな原因は近見作業(ものを近くで見る作業)が増えているということです。学校でも2020年のコロナ禍以降、小学校ではみんなにタブレットが配られました。そのため黒板を見ないので遠くを見て目を休めることが減少した、ということがあります。また、スマホ、ゲーム、タブレットなどが日常では不可欠になっているので近くを見て過ごす時間が増加していることが最大のポイントになります。ですから、そういった時間をいかに減らすか、また、適度に目をケアしていかに負担を軽減するかということが重要になります。

しかし、現状小学生でも36.84%の生徒が近視だと言われています(文科省発表)。

では、視力が悪くなってどのくらいからメガネをかけるのが良いのか心配な親御さんも多いと思います。ポイントは①社会生活で困らないこと、②近視の進行を抑えること、となります。

お子さんでは基準は学校の黒板がメガネなしで見えるかどうか、というのが1つの基準になります。もし、見えて日常から不便さを感じることがなければ本当に見えづらくて困った時にのみ利用するのでも大丈夫です。

昔はメガネをかけたり外したりすると近視が進む、と言われていましたがそういったことはないそうです。

ただ、現代医学では一度近視になると元に戻すことはできない、と考えられております(トレーニングをすることで回復しているケースはありますが・・・)。そのため近視の進行を抑えるために近くでものを見続けないこと、が最大の方法となります。本を読んだり勉強する時は姿勢を正して距離を30cm以上は空けること、また、ゲームをする時もスマホやゲーム機でするよりはテレビで行えば距離が取れるので目へのダメージも減らすことができます。

⚫️目の寿命について

普通の臓器は死ぬまでそのまま使えると言われています。しかし、目は何らかの医学的処置やメンテナンスをしなければ目の寿命は70代とも考えられています。

最近、スマホの文字が読みづらい、同い年の人よりも早く手元が見えづらくなった気がする、老眼が始まったような感じがする、という人もいると思います。

もちろんいろんな様子が重なって、遠視が強い方もいるし、老化が早い、という方もいます。それらは目の老化の危険なサイン、とも言えます。だからこそ、人よりあんまり見えてこない、ちょっとみづらいという場合は、注意が必要となります。これらは目のピントを合わせるための筋肉(毛様体筋)が衰える、レンズ(水晶体)が固くなってきていることを表します。

そうすると目の病気(白内障・黄斑変性症・緑内障など)にかかる可能性が高くなります。

それを避けるためにできることはなんでしょうか?

まずは自分自身の老化状態をチェックしておくことです。老化によって起きる病気が大丈夫かどうかチェックすることで目の健康年齢を確認することができます。特にわかりやすいのは白内障です。白内障は非常に年齢に寄与してくるものなので目の健康年齢を測る目安になります。

次にできることは、「紫外線を浴びすぎないこと」になります。

そして「抗酸化物質」の栄養素を食事で摂るようにすること。目へのダメージを消去してくれるようなものを摂ることで目の健康維持につながります。

「適度に運動をする」ことも大切です。血流を良くしてくれて老化をさらに防いでくれます。

これらをすることで一生見える目を維持することが可能になります。

世界で2つしかないあなたの大切な目。

大事にしましょう!

⚫️40代や50代の方向け視力と老眼を改善するために行うこと

最近、こんなことありませんか?「スマホの文字がぼやける」「新聞や本を読むと、無意識に腕を伸ばしてしまう」「夜になるとピントが合いにくくなる」

年齢のせいだから仕方がない、とおもいっていませんか?

実は視力や老眼は、日々の習慣を変えることで改善が可能なのです。しかも特別な道具や高いサプリも必要ありません。

今日から以下のことをするだけでピントの会い易さや目の疲れ、見え方は確実に変わります。実際に、40代、50代以降でも、「文字が読みやすくなった」「目の疲れが減った」という人は少なくないのです。

ではなぜ多くの人は、改善できないのでしょうか?

それは目そのものばかりをケアしているからです。

本当に重要なのは、目自体ではなくある場所と習慣です。

これを変えないと、どれだけ目薬やマッサージ、サプリを飲んでも根本的改善にはつながりません。

逆に、それを整えるだけであなたの目・視界はまだまだ良くなる可能性はあるのです。

ここでは、中高年でも今から間に合う視力と老眼を改善するための習慣を紹介します。

どれもシンプルですぐに始められるものばかりなのでぜひ実践してみましょう。

もう歳だからと諦めていた目の悩みに希望が見えてきますよ!

 

1つ目の習慣は、遠くを見る時間を意識的にできるだけ作ることです。昔から「遠くの緑を見ると目に良い」と言われていましたが、これはとても理にかなっています。

人の目は本来、遠くを見るために使われる時間のほうが圧倒的に長い構造になっています。しかし、現代では、スマホやタブレット、パソコンによって近くばかりをみ続けて状態になっています。

この状態が続くと、ピントを合わせる筋肉が固まり近くにしか対応できない状態になります。これが老眼や視力低下を加速させる大きな原因です。

つまり、目が悪くなっているのではなく、使い方が偏っているだけなのです。ではどうすればいいのでしょうか?

方法はシンプルです。1時間に一回、30秒から1分だけでいいので、6m以上、できるだけ遠くを見るようにすることです。窓の外の建物や山、空を見るだけでも十分です。この時、ボーッと見るのではなく輪郭や細部を意識して見るとより効果が高くなります。これを繰り返すことで固まったピント調整機能が徐々に回復してきます。

さらに可能であれば、朝や昼に外に出て遠くを見る時間を作ると効果が倍増します。ポイントは長時間するのではなく、こまめに繰り返しすることです。これだけですが、続けれる人とやらない人では1ヶ月後には明確な差が出てきます。

 

2つ目は目を温めることです。実は中高年の目の不調の多くは血流の低下が関係しています。目の周りには細かい血管が集中していて、ここが冷えて固まると栄養や酸素が十分に届かなくなります。その結果、ピント調整の働きも鈍くなりかすみやぼやけが起こりやすくなるのです。つまり見えにくさの正体は、単なる老化ではなく目の周りの血流の問題である場合が非常に多いのです。

では、どうすればいいのでしょうか?

方法はとても簡単です。蒸しタオルや市販のホットアイマスクを使って目元をじんわりと温めるのです。時間は3分から5分程度で十分です。ポイントは寝る前に行うことです。

1日の終わりに目の緊張のリセットをすることで回復力が大きく高まります。さらに余裕があれば、温めた後に軽く目を閉じたままゆっくりと深呼吸をすると効果が高まります。

これにより副交感神経が働き目の回復スイッチが入りやすくなります。

1つ注意点ですが、熱すぎる温度は逆効果になるため、心地よいと感じる温かさにしておくことが重要です。この習慣を取り入れるだけで、目の疲れの抜け方や翌朝の見え方に変化を感じる人もいるとおもいます。

 

3つ目は瞬きの質を整えることです。スマホなどで近くばかりを見ていると瞬きの数が減ります。また、しっかりと瞼を閉じていない瞬きも多い人がいます。すると涙が広がらなかったり目の表面が乾燥したりした状態になります。そしてピントが合いにくくなりかすみや視界の滲みにつながります。つまり見えにくさの一部は目の中ではなく表面で起きているのです。

ではどうすればいいのでしょうか?

1時間に数回でいいのでゆっくりと完全に閉じるまばたきを意識して行います。

目を閉じて1秒ほど止めて、そこからゆっくりと開く。この動きを繰り返すことで、涙が均一に広がり目の表面の環境が整ってくるのです。さらに余裕があれば目を閉じたまま軽く上下左右に動かすと眼球周りの筋肉も解れやすくなります。ポイントは力を入れすぎないことです。あくまで自然にリラックスした状態で行うのが大切です。この習慣を取り入れるだけで目の乾きや疲れの感じ方が変わり見え方の安定感が上がってきます。

 

4つ目は首と肩を緩めることです。目に送られる血液は首を通って運ばれます。この通り道が硬くなると目に必要な酸素や栄養が届きにくくなるのです。結果として、ピント調整や回復力が落ちていきます。つまり見え方の問題は目だけで完結していないのです。

ではどうすればいいのでしょうか?

1日に数回でいいので、首をゆっくり大きく回します。右回し左回し、それぞれ五回ずつで十分なんです。この時勢いをつけずに、ゆっくり円を描くように動かすことです。そして肩をすくめてストンと落とす動きを五回ほど繰り返すとより効果が高まります。

これだけで首回りの緊張が緩み血流が一気に改善します。デスクワークやスマホを長時間使う人ほどこの差は大きく出ます。ここで重要なのは、疲れてからやるのではなくこまめに行うことです。習慣として取り入れることで目の軽さや見え方の変化を実感しやすくなります。

 

5つ目は光の使い方を整えることです。目が悪くなる原因は使いすぎだけでなく、光の質や環境も非常に大きいのです。特に暗い場所でスマホを見る習慣はピント調整に強い負担をかけます。瞳孔が開いた状態で近くを見続けることで目の中の調整機能が過剰に働き疲労が蓄積しやすくなります。さらに画面から出る強い光は目の奥まで刺激となり、見え方の不安定さにつながります。逆に言えば光の環境を整えるだけで目の負担は大きく軽減できるのです。

ではどうすればいいのでしょうか?

まずスマホや本を見るときは必ず周いを明るくすること、手元だけでなく部屋全体が明るい状態にすることです。次に画面の明るさを、自分の目に合うレベルまで下げること。明るすぎる状態は無意識に目を緊張させる原因になります。そしてもう1つ重要なのが、夜の強い光を避けることです。寝る前に強い光を浴び続けると目だけでなく体のリズムも乱れ、回復力が落ちます。できれば寝る1時間前からは暖かい色の照明の切り替えるのが理想です。さらに余裕があればスマホのナイトモードやブルーライト軽減機能の活用で目への刺激を抑えることができます。ここで大切なのは、見易さを優先することです。多少暗くするのではなく負担が少なく自然に見える状態を作ることがポイントです。

この習慣を整えるだけで、目の疲労の蓄積が減り、結果として視力の安定につながっていきます。

 

6つ目は目の栄養を意識して補うことです。目は非常に代謝の高い器官で常に多くの栄養を必要としています。しかし年齢とともに吸収効率が落ちることで必要な成分が不足しやすくなります。これが見えにくさは回復の遅れにつながります。特に重要なのが、網膜や水晶体の働きを支える栄養です。例えばルテインやゼアキサンチンは光のダメージから目を守る役割を持っています。ビタミンAは、暗い場所での見え方を支える働きが、さらにビタミンB群は、視神経の働きをサポートし疲労の軽減にも関わっています。

ではどうすればいいのでしょうか?

サプリに頼る前に、まずは食事で整えることが基本です。緑黄色野菜、特にほうれん草やブロッコリーは非常に優秀です。加えて卵や魚には目に必要な脂溶性の栄養がバランスよく含まれています。ここで意外と重要なのが、油と一緒に摂ることです。ルテインなどは油と一緒に摂ることで吸収率が大きく高まります。

例えば野菜をオリーブオイルで軽く炒めるだけでも効率は変わってきます。さらに食事のタイミングも大切です。朝と昼にしっかり栄養を入れることで日中の目の働きが安定しやすくなります。逆に夜に偏ると、回復よりも負担が上回りやすくなります。この習慣は即効性よりもじわじわ効いてくるタイプです。しかし続けることで見え方の土台そのものが変わってきます。

 

7つ目はこれが最後で最も差がつくポイントです。それが目を休ませるタイミングを決めることです。多くの人は疲れたら休むという感覚で目を使っています。しかし、それでは遅いのです。目は疲れを感じた時点ですでに機能が落ち始めているのです。この状態を繰り返すと回復が追いつかず見え方の低下が定着していきます。つまり重要なのは疲れる前に休ませることです。

ではどうすればいいのでしょうか?

目を使う作業を始めたら、あらかじめ休憩のタイミングを決めておくのです。目安は20分から30分に一回30秒から1分程度目を休めることです。目を閉じるか見ているものから完全に視界を外すことが重要です。さらに効果を高めるなら、軽く目を覆って光を遮断するとより深く休ませることができます。これは脳の視覚処理も同時に休ませることにつながります。また意外と見落とされがちなのが瞬間的な休憩でも積み重なるという点です。長時間まとめて休むよりも短い休憩をこまめに挟む方が目の負担は大きく減ります。

ここで大切なのは、意識ではなく仕組みにすることです。タイマーを使う、作業の区切りで必ず休むなどルール化することで継続しやすくなります。

この習慣を取り入れることで、目の疲労の蓄積を防ぎ結果として見え方の維持と回復につながっていきます。

 

どれも特別なことではありませんが、続けることで確実に差が出るものばかりです。大切なのは一度に全てを完璧にやろうとしないことです。人は急に変えようとすると続かなくなります。

まずは1つ今の生活に無理なく組み込めるものからで大丈夫なのでぜひやってみましょう。それだけでも目の負担は確実に減り数日から数週間で見え方や疲れ方に変化を感じる人も少なくありません。そして慣れてきたらもう1つ、もう1つと増やしていくことで目の状態はさらに安定していきます。これら7つはそれぞれが独立しているようで組み合わせることで相乗効果が生まれます。

血流、乾き、ピント調整、回復力といった要素が同時に整うことで見え方の土台そのものが変わっていきます。年齢のせいだから仕方ないと諦めるのではなく日々の積み重ねで必ず応えてくれます。むしろ中高年だからこそ習慣の影響が結果として現れやすい時期でもあります。

⚫️視力の発達について

人間は生まれてからどのようにして物が見えるようになっていくのでしょうか?

実は生まれた直後は強度近視のような視力しかないことがわかっています。なんと0.01から0.02程度しか見えていなくて明るさや暗さが認識できるぐらいです。そして生後2ヶ月ぐらいから急速に発達し始めます。動くものを目で追うことができるようになり、2歳頃には0.4程度となります。

そして子供の成長発達を確認する節目の大切な検診である3歳児検診の頃には0.6から0.7になります。5歳で1.0程度となり6歳から8歳で大人と同程度の立体視を獲得し視機能が完全に発達する、という段階を踏んでいきます。

視力の発達には以下の5つの条件がポイントになります。

1.眼球から脳までの形態が発達していること。

2.適切な視覚刺激があること。

3.正常な眼位と屈折が維持されていること。

4.眼疾患がないこと。

5.視神経から脳までに異常がない事。

視力の発達にはタイムリミットがあるため、注意深く観察する必要があります。

⚫️近視の人に知っておいてもらいたいこと

近視と目の大きさには関連性があります。通常、眼球は直径が24mmぐらいなのですが、近視の方は26,30mmと伸びていきます。ではどのくらい伸びると悪いのか?と言いますと27mm以上になると色んな病気が発症しやすいと言われています。ただ目の長さは白内障などでないとなかなか測る機会はありませんので、別の指標で言いますと、度数(メガネやコンタクトを作る際に使用される数字)だとー6以上、視力だと0.1以下に当てはまる人は要注意となります。

なぜかというと以下の病気に繋がる可能性があるからです。

1つ目は緑内障です。

緑内障とは目の神経が悪くなって視野(見える範囲)が欠けてくる、という病気です。この病気の厄介な所は気付きにくい点にあります。緑内障の患者さんの8割は自分が緑内障であることに気づかないそうです。そして悪化して「あれ?見えなくなった・・・」となって初めて気付きます。

ただ、そこまでになってからだと手遅れになります。見えなくなる前にしっかりと治療しておかないといけない病気なのです。その理由はこの病気は進行を止めることしかできなく改善は望めないからです。つまり早期の発見が重要になります。そのためには強度近視の目安である度数−6、視力0.1以下の人は緑内障になる可能性が高いので眼底検査を受けて視神経の状態を見ておくことが必要になります。

2つ目は網膜剥離です。この病気はまさに網膜(目の奥の膜)が剥がれてくる病気です。この病気も早期に発見して手術すれば問題ないのですが、遅れてしまうと失明してしまう可能性があります。緑内障は初期症状がほとんどないので検査が必要ですが、網膜剥離は飛蚊症という症状が出る傾向があります。飛蚊症とは視界に蚊が飛んでるような影が見える現象です。

3つ目は黄斑変性症(近視黄斑変性)です。目の奥に変や血管が出てきて出血したりして歪んで見えてきてしまうような病気です。多くの人は日常生活ではその歪みが気づかないそうです。なぜかと言いますと片目が歪んでいても両目で見る際、良い方の目が補正してしまうので気付きにくいのです。女性はお化粧をする際、片目で見る習慣があるので違和感を感じやすいのですが、男性は片目で見ることがあまりないので気付きにくいようです。

この病気も早めに気づけば進行を食い止めたり視力を保つことが可能ですので違和感を感じたら眼科医に診てもらうことをお勧めします。

⚫️近視の度合いについて

近視は度合いによって弱・中・強に大きく分けられています。

弱い近視は、「近視がまあ、あるよね」といったレベルです。

中ぐらいの近視は、「不便さは感じるけれども病的になる可能性はすごく高い訳ではない」

強度近視だと「色んな病気になりやすかったり、近視によるさまざまな悪さを引き起こしやすい」レベルです。

そのため、あなたが弱・中・強のどれに当てはまるかが重要になります。

この分類を具体的に数字で表したものが度数(メガネやコンタクトを作る際に使われる)です。

0から−3までが弱い近視です。

−3からー6までが中くらいの近視です。

ー6以上が強い近視となります。

左右差も考慮する必要があります。基本的には左右差が2以内におさまっています。2以上になると不同視と言ってグラグラしたりします。

近視になると緑内障や網膜剥離などの病気へのリスクが上がりますが、特に強度近視になると非常にリスクが上がってしまいます。

そのため、まずは近視にならないこと、次になっても低下させないことが将来もきちんと見えることへ繋がりますので、歯のために歯磨きを毎日するように目のケアも行うように心がけましょう!

⚫️コンタクトレンズ使用時のかすみの原因は?

1. レンズ自体の汚れ

涙に含まれるタンパク質や脂質がレンズに付着し曇りガラスのようになっている状態

2. 目の乾き(ドライアイ)

レンズが涙を吸ってしまい目の表面が乾いて光が乱反射している(長時間使用時に多い)

3. 目の傷(角膜障害)

酸素不足などで角膜に細かい傷がつきそこが凸凹になって霞んで見える

 

チェックの仕方

1. 瞬きチェック

目を数回強く瞬きして、これで霞が一瞬でも目がクリアになるなら「目の乾き」の可能性大

対策:コンタクトの使用時間を少なくする、目の周りをタッピングして血流を促す、目を休める

2. レンズ洗浄チェック

洗浄液で擦り洗いして付け直してみて、霞がスッキリ解消されるなら「レンズの汚れ)

対策:コンタクトのケアを念入りにする、または1dayタイプに変更

3. 1・2をしても解消されずゴロゴロ感が残る場合は「目の傷」の可能性があるのですぐに眼科の受診をしてみた方が良い

⚫️目の色について

西洋人の目の色は青い色をしているのはなぜなのか?と疑問に思われる方がいらっしゃるのではないでしょうか? 私たち日本人との違いは目の虹彩(光の量を調節する場所)に含まれるメラニンの量の違いが原因なんだそうです。メラニンは色素で色の素になる成分ですが、これが多いと目の色が濃くなります。逆に少ないと色が薄くなるんだそうです。そして濃い色の交際は目に入る光の量が少なくなるのですが、色が薄い虹彩は光の量が多くなります。そのため眩しさを西洋人は感じやすいためサングラスを着用する人が多くなります。

もちろん日本でも最近は紫外線が強くなっていますので、40歳以上の方は白内障のリスクを下げるためにもサングラスの着用が望ましいようです。

⚫️視野について

視野とは片方の目だけで正面を見た時、目を動かさなくて見える範囲のことを言います。

私たちの視野は、鼻の高さや目の窪み方などによって若干異なりますが、正常な人で片眼で上60度、下70度、鼻側に60度、耳側に100度程度と言われております。

また、視力や目の柔軟性によっても変わってきます。

いつまでもしっかりと目の前の景色が見えるよう目をよく動かしていい状態をキープしましょう!

 

⚫️睡眠と目の健康について

睡眠は私たちのとってはとても大事である、ということは多くの方が理解している所だとは思いますが、思うようにきちんと取れていない人が多い、というのも実情です。特に日本人は世界的に見ても睡眠時間が短いと言われています。

睡眠中には成長ホルモンが分泌されて体の成長だけでなく疲労の回復や修復などが行われます。目においても同様でピントを合わせる筋肉である毛様体筋や種々の組織の修復作業が行われています。

「たかが睡眠不足」と思わず体を労ってあげましょう!

⚫️花粉症と目

現代の国民病の1つに花粉症があげられます。日本人の二人に一人は花粉症にかかっているという報告もあります。

その症状の1つが目に出るもので、かゆみ・充血・涙があげられます。

目や瞼などに炎症が起きて痒くなりますが、強くかいたり擦ったりすると角膜(黒目)や結膜(白目)を傷つけてしまい痒さが増してしまいます。

目が充血するのは目の表面に花粉がつくことで結膜炎になって起こります。結膜にはたくさん血管があり免疫反応として赤く見えるのです。

また、目に花粉が入るとそれらを洗い流そうとして涙が出てきます。体が花粉と戦うために一生懸命頑張ってくれているんですね。

大切なことは、できるだけ花粉を持ち込まないこと、帰宅時には手洗い、洗顔などをして、痒みが出た時もこすらずに冷やしたタオルなどで痒みを抑えましょう。

 

 

⚫️目を細めて見ていませんか?

ものが見えにくい時には無意識のうちに目を細めてみようとします。これは目を細めると目に入ってくる光の量が少なくなりピントが合いやすくなるからです。しかし、それをするとピントを合わせる調節機能を使わなくなるので機能自体が低下する恐れがあり、近視が進んでしまいます。

これを癖にせず、目が本来持っている調節機能を維持・改善することが将来への健全な目へとつながります。

⚫️姿勢と視力

姿勢があまり良くない、という自覚症状がある方は多いのではないでしょうか。

机に座って勉強やPC作業をする時、背筋を伸ばしていますか。

スマホやタブレットを見ている時、横になったり、寝転がって操作していませんか。

視力低下を防ぐためには、スマホは30cm、タブレットやPC作業の場合は40cm以上離すことが大切だと言われております。

姿勢を正すと心もスッキリしますし、目にとっても優しいのでぜひ心がけてみましょう!

⚫️目と睡眠

睡眠時間が日本人は世界的に見ても少ない、と言われています。たかが睡眠不足、と思ってしまいますが、私たちの目や視力に少なからず影響を及ぼしています。

朝起きると「目が霞んで見えにくい」「朝から目が疲れている」「目が乾燥している」といった悩みを感じる方もいるかと思います。

睡眠中には成長ホルモンが分泌され日中の体の疲れや損傷の回復作業が行われています。目も同様です。

そのため睡眠不足になると、目のピントを合わせる毛様体筋という筋肉が疲労しても目のぼやけた霞、さらに悪化すると眼精疲労といった症状を引き起こす原因となります。

目を守るためにも質の良い睡眠を心がけましょう!

⚫️近視による眼病のリスク

スマホやタブレットなどの普及により、子供達の近視が増加傾向にあります。

そして、近視の度合いが強くなるに比例して目の病気のリスクが高くなるという報告があります。

特に緑内障や網膜剥離などは失明につながりますので本当に避けたいものです。

一生涯、自分自身の目でものが見られるようにするためには、近視を発症させないこと、近視になっても進行させないことがとても重要になります。

⚫️暗い所でのスマホは目に悪い?

暗い所でスマホを見ることは目にあまり良くない印象があると思いますが、このことに関する医学的な根拠は実はないんそうです。

昔から暗い所で本を読んだり勉強をするのは目に良くない、と言われてきましたが、その理由は、対象物と目の距離です。

私たちは明るい所で物を見る時と暗い所で見る時とでは、やはり暗い所での方が識別がしづらくなりますので必然的に距離を近づけてしまいます。

また、通常読書をする時には30cmぐらい離して見ますが、スマホになると20cmぐらいまで近づけてしまいます。

近ければ近いほど目には負担がかかってしまいます。

電気を消して寝る前にちょっとだけYouTubeを・・・と思っていると1、2時間あっというまに立ってしまった、ということは多くの方が経験していると思います。

特にスマホの明るいライトは覚醒作用がありますので睡眠前には好ましくありません。できれば睡眠2時間ぐらい前にはスマホは置いて、リラックスして過ごすことが大切な目を守ること、健全な睡眠にも繋がります。

⚫️目に異物が入ったらどうすればいい?

目に異物が入った経験は多くの方にあると思いますが、その時どのようにされていますでしょうか?

とっさに目をこすってしまうと痛みがひどくなったり、どこに行ったのかよくわかりにくくなって取れなくなってしまうことがあります。

気をつけたいのはこすってしまうことです。角膜を傷つけることがありますし、菌が入ったり、上瞼の裏側などに張りつこともあるので避けて下さい。

まずは落ち着いてゆっくりと瞬きをして下さい(涙と一緒に流れてくれることがあります)。鏡などで確認しながら、異物が白目や下瞼で取れそうならばティッシュな綿棒などでそっと掬い取ります。

それができそうになければ清潔な洗面器などに水を流しながら、顔をつけて静かに瞬きを繰り返してみて下さい。

これらの方法でも異物感や痛みが続くようならば無理をせず眼科で診てもらうことをお勧めします。

⚫️成長期には目の使い方が大切です

正常な視力を維持するためには調節力と眼軸の長さが重要な要素になります。

調節力とはピントを合わせるための水晶体を調節する能力です。

また、眼軸の長さとは角膜の頂点から網膜までの距離を指します。

特に子供は体が成長しますが、目も同様に大きくなります。正常ではボールのような球体ですが、目の使い方が悪くなると、ラグビーボールのような形(わかりやすく極端な例で言うと)になり眼軸が長くなってしまいます。これが近視の大きな要因となっています。

現代社会では近くの物を見ることが多く、ピントを合わせる調節力が弱くなり目にとても多くの負荷がかかっています。

目も健やかに成長させるためにはきちんとした目の使い方を習得することが大切です。

⚫️視力の目安

学校では視力をA・B・C・Dの4段階で評価しています。

Aは1.0以上で問題なし、Bは0.7から0.9で状況により影響がある、Cは0.3から0.6で教室の後方で黒板が見えにくくなる、Cは0.3未満で前例でも黒板が見えにくい、としています。

日常生活では、視力が0.1あれば歩行、食事、トイレ、入浴などの基本的な生活が可能、0.3あれば人の顔を大体見分けることが可能、0.5あれば読書、テレビの字幕、黒板がだいたい見ることが可能、0.7あれば運転免許を裸眼でとることが可能、となります。

しかし、ぼやけた状態で生活していると集中できなかったり、疲れが溜まりやすくなったりと良い影響はありません。

ぜひはっきりと見えるよう目を大切にして下さい。

 

⚫️目でピントを合わせるスピード

視力検査では何秒以内に答えなければならない、という決まりはないのでゆっくりと答えても問題はありませんが、日常生活の中ではやはり瞬間的にピントを合わせられることが大切になります。

あるデータによると人間の目は1000分の8秒の変化を認識することができることが判明しております。そこまでとは言いませんが、せめて1秒でピントが合うようにしておきたいですね!

目は疲労や老化が起こるとピント調節のスピードが遅くなります。遅くなると調節にムラができて凝視する時間が長くなり疲労が増し、ドライアイの原因にもなります。

目も体と同じでストレッチなどをして筋肉を適度に動かして刺激を与えて、疲労・老化で凝り固まった筋肉をほぐすことが大切です。

特に、長時間パソコンやスマホを使った後は目の休養やケアをしてあげましょう!

⚫️近視が眼病の元に

日常生活の中でスマホ、PC、ゲームなど目を長時間に使うものが当たり前になっております。そのため、大人もそうですが子供達の近視がますます増加しており社会的な問題となっています。

実は、近視は遠くが見えにくくなるだけではなく、その他の重大な病気へと発展する可能性があるのです。

緑内障や網膜剥離などの眼病は程度が重くなるにつれて確率が上がることが報告されております。

生涯自分自身の目で安心して過ごせるためには、近視を発症させないこと、なっても進行させないことが子供達の将来にとても重要になります。

⚫️老眼について

最近、スマホや本などの手元の文字が読みづらくなっていませんか?

老眼は、誰もが歳をとると経験するようになる老化現象の1つです。大きな特徴は近くのものが見えなくなる、という症状です。40歳ごろから始めるのが一般的です。よく「近視だと老眼にならない」と言われていますが、それは間違いです。近視は近くの物が見やすいのでそのように思われていますが、老眼はピント調節ができなくなるのが原因です。目には水晶体というカメラのレンズの働きをする部分がありますが、遠くを見たり近くのものを見たりする時にこの水晶体の厚みを調節するのですが、加齢とともに水晶体が弾力性を失い固くなって調整機能が低下してくるのです。

⚫️学校保健統計によると・・・

文部科学省が2025年2月12日に公表した調査結果から目・歯・鼻に関する割合を紹介します。

まず、目についてですが視力検査による裸眼視力が1.0未満の生徒の割合は小学生で3割強、中学生で6割、高校生で7割程度と学校段階が進むにつれて高くなっています。

次に歯についてですが、虫歯(う歯)の生徒の割合は小学生・高校生で4割未満、幼稚園・中学生で3割未満となっています。

そして、鼻・副鼻腔疾患を持つ生徒は小学生・中学生で1割程度となっています。

それぞれ生きていく上ではとても重要な所です。

日々できるケアはあると思いますので、体を労って一生しっかりと見えて、食べ物を美味しく食べれてしっかりと呼吸ができる体でいたいですね!